▲台風24号の影響で岡山県の高梁川があふれたことを報じるNHKの報道。
(出典) NHK
台風21号と24号
災害業界では、昨日から台風24号でもちきりです。
たしかに前回、台風21号では大阪の関空の連絡橋にタンカーが激突するわ、関空自体が浸水して数日間機能マヒになるわで、かなりの被害を受けたので、その学習効果があるのだろうと思います。
しかし、それにしても、今年の災害は地方が苦しまされ、首都圏が比較的穏やかという不気味な状況にあります。
この台風24号のさなか、北海道胆振地方では、先日の余震と思われる震度4の地震に襲われています。台風に地震にと、今年の地方は本当に不安がつきません。
パ・リーグでは西武が10年ぶりに優勝ということでもちろんおめでたいのですが、台風情報のさかなに速報が流れると、「本当に混沌とした時代だ」と思ってしまいます。
今年の日本の災害を振り返ってみる
この台風24号のさなか、北海道胆振地方では、先日の余震と思われる震度4の地震に襲われています。台風に地震にと、今年の地方は本当に不安がつきません。
パ・リーグでは西武が10年ぶりに優勝ということでもちろんおめでたいのですが、台風情報のさかなに速報が流れると、「本当に混沌とした時代だ」と思ってしまいます。
▲台風24号の当夜、10年ぶりの西武優勝を速報するNHKのニュース画面。
今年の日本の災害を振り返ってみる
本当に地方が災害で苦しみ、首都圏が不気味な静穏状況にあるのか、調べてみました。
それが下記の表です。
大雪に巻き込まれたり、猛暑もあり、台風でも多少は被害を受けていますが、それでも今年2018年は見事に首都圏は災害を免れているように思えます。
嵐の前の静けさというか、かなり不気味です。
過去を振り返ろう
奇妙な巡りあわせが、つい先日の自民党総裁選では、現職の安倍総理に対して出馬した石破氏のキャッチフレーズが「地方重視」。
そしてこの記事を書いているときに、今度は「沖縄知事選で玉城デニー氏に当確」の速報が入りました。
このブログでは銀河研究所の方針に外れるので、政治的に色をつけるつもりはありません。でも、今日9月30日の目まぐるしい1日の動きは、とても奇妙で人智には想像が及ばない何かが動いているような感覚にとらわれます。
しかし、以前の記事にも書きましたが、過去の地震を思い出してほしいと思います。
首都圏はいつかは地震に見舞われます。
今年の災害経験を地方の災害とばかり思わずに、我が国の心臓部として、万全の対策を早くからとってほしいものです。
たしかに予算には限りがあり、やたらと不安を煽るのも問題です。
しかし、「災害は忘れたころにやってくる」、この言葉を首都圏はもっと自覚することが必要な気がしてなりません。
今後とも 銀河研究所[GINGA Laboratory]をよろしくお願いします。
(編集者: 所長・ナオミン)
(編集者: 特任研究員・くぼっさん)
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